ひとこと多い浦島太郎
むかしむかしあるところに、浦島太郎と言う漁師が住んでいました。
浦島太郎が釣りに出かけると、子どもたちが亀をいじめている姿が見えました。
浦島太郎「お前たち!亀をいじめるんじゃない!」
子どもA「なんだよおっさん!」
浦島太郎「なっ…おっさんだと!?」
子ども「邪魔すんなよおっさん」
浦島太郎「やめろ!俺のライフが減る!」
メンタルに大きなダメージを受けた浦島太郎でしたが、気力で亀を助けました。
亀「ありがとうございます、おじさん、お礼に竜宮城へ連れていきますよ」
浦島太郎「どいつもこいつも余計なひとことが多い!」
亀に連れられて竜宮城に着くと、綺麗な乙姫様がいました。
乙姫「あら、あなたはどちら様?見る限りでは人間のようですが…」
浦島太郎「人間だよ、ほかに何に見えるんだ」
亀「僕を助けてくれたんですよ」
乙姫「そうなんですね。歓迎した方がいいですか?」
浦島太郎「嫌なら別に歓迎はいらないけど」
乙姫「そうですか、では手ぶらで帰るのもなんですし、この玉手箱をあげましょう。でも、決して開けてはいけませんよ」
浦島太郎は乙姫の対応に不満を感じながらも、玉手箱を持ち帰ることにしました。
地上に上がると、町が一変していました。
浦島太郎「なんだこれは?向こう(竜宮城)には5分くらいしかいなかったのに…」
浦島太郎はつい手をすべらせてしまい、玉手箱が地面に直撃。
すると、箱から白い煙が出てきて、浦島太郎は老人になってしまいました。
浦島太郎「なんだこれは!誰か、誰か戻してくれ~」
完