桃太郎を現代風にしたら多分こうなる その3
むかしむかしむかし、あるところに、オジジアン(おじいさん)とオババアン(おばあさん)がいました。
オジジアンは山へゴルフに、オババアンはなんとなく川に行きました。
オババアンが川を眺めていると、桃が猛烈な勢いで流れてきましたが、オババアンのところで急ブレーキをかけました。
オババアンは桃を持ち帰って割ってみると、中から赤ちゃんが出てきました。
赤ちゃんは桃太郎と名付けられ、すくすくと育ちました。
数年後、桃太郎は立派な武士になるため、鬼ヶ島に行くことを決意。
桃太郎はオババアンにもらったキビ団子を腰にかけ、鬼ヶ島に出発しました。
道の途中、大きな犬に声を掛けられました。
犬「桃太郎さん、桃太郎さん、お腰につけたキビ団子、ひとつ私にくださいな」
桃太郎「別にいいが、なぜ私の名前を知っている?」
犬「え、えーと…おばあさんとのやりとりを聞いてたんですよ」
桃太郎「相当耳がいいんだな」
次はサルに出合いました。
サル「桃太郎さん、桃太郎さん、お腰につけたキビ団子、ひとつ私にくださいな」
桃太郎「お前もか、なぜ私の名前を知っている?」
サル「犬さんとのやり取りを見てたんですよ」
最後にキジに出合いました。
キジ「桃太郎さん、桃太郎さん、お腰につけ…」
桃太郎「ほら、キビ団子」
キジ「最後まで言わせて…」
犬・サル・キジを仲間にした桃太郎は、一緒に鬼ヶ島へ向かいました。
一同は鬼ヶ島に着き、門を開けてこう言いました。
桃太郎「邪魔すんで~」
鬼「邪魔すんねやったら帰って~」
桃太郎「はいよ~ってなんでやねん!」
鬼「吉本新喜劇かよ!」
桃太郎たちは一斉に鬼達に立ち向かい、一気に撃破。
宝ももらい、そこそこ幸せに暮らしましたとさ。