シンデレラを現代風にしたら多分こうなるんじゃないかな
あるところに、山田シンデレラという、絶世の美少女がいました。
シンデレラは幼いころ、親が疾走し、意地悪な義母と義姉に預けられました。
義母「シンデレラなんてDQNネーム今更通用すると思ってんの!?」
義姉「せめて花子とかありそうな名前にしときなさいよ」
シンデレラ「名前にケチ付けないでください!」
シンデレラは義母と義姉の執拗ないじめで心身ともに限界に達していました。
シンデレラ「なんで、主人公の私がこんな目に遭わなきゃならないの?あいつら脇役なのに…」
ある日、幕張で舞踏会が開かれることになりました。
シンデレラも参加したかったのですが、お姉さま達の威圧におののいてしまい、家で留守番することになりました。
義母「いい?あんたは家で見張りをしといて頂戴」
義姉「お義母様(おかあさま)、そろそろいきましょうか」
義母と義姉は気分よく家を出発しました。
シンデレラ「…はぁ、私も参加したかったなぁ、ヤバい、発狂したくなってきた」
そのとき、目の前にステッキを持った魔法使いが登場しました。
シンデレラ「…えっーと」
魔法使い「あなたがシンデレラね。とりあえず魔法かけるからじっとしてて」
シンデレラ「いきなりすぎでしょ」
魔法使いはシンデレラの言葉を無視してステッキをシンデレラに向けると、シンデレラはドレス姿に変身しました。
シンデレラ「え?何これ、突然すぎて状況が理解できないんだけど」
魔法使い「車も用意しといたからすぐに舞踏会に行けるわ」
シンデレラ「何この展開!?よくわかんないけどありがとう~」
魔法使い「あっ、忠告しとくけど12時までに帰ってこないとドレス代全額負担してもらうからそれだけ気を付けて♪」
シンデレラ「…気を付けます」
シンデレラは冷や汗をかきながら舞踏会に向かいました。
舞踏会に着くと、ドレス姿のシンデレラにみんな見とれてしまい、会場にいる男どもは鼻息が荒くなっていました。
王子「なんだあの子!かわいすぎでしょ!(*´Д`)ハアハア、君!一緒に踊らないか」
シンデレラ「(なんかヤバそうだけど)お願いします」
シンデレラと王子は時間も忘れ踊り続けていましたが、シンデレラがふと時計を見ると、12時直前でした」
シンデレラ「ヤバッ!ドレス代払っ、あっ、いや急用できたんで帰ります!」
王子「ちょっ、待って!せめてLINEのID教えて…あー行っちゃったよ…ん?これはガラスのスパイク…」
シンデレラは急いで帰りましたが、12時までに帰ることはできませんでした。
魔法使い「タイムオーバー、ごめんだけどドレス代払ってもらうわね」
シンデレラ「1週間!1週間だけ待って!てかシンデレラってこんなお話だったっけ?」
魔法使い「原作はもっと残酷よ~、まあいいわ、でも絶対1週間以内に払ってよね」
シンデレラ「(最悪あの2人に払わせるか…)はい、わかりました」
一方、王子様は舞踏会で拾ったガラスのスパイクを手がかりに、町ゆく女性に靴を履かせましたが、ピッタリ合う人はいませんでした。
義母「今度は私の番ですね」
王子様「いや、あんたは顔立ちがすでに違う」
義姉「ではわたくしが…」
王子様「あんたも顔立ちが違う」
義母・義姉「(´;ω;`)」
シンデレラ「あの…私も試していいですか?」
王子様「君はあの時の子と似てるな…うん、履いてみてくれ」
シンデレラが試してみると、ピッタリサイズがあいました。
王子様「おおっ!PTA(ピッタリあってる)じゃないか!君があのときの女の子か」
王子は歓喜してシンデレラと結婚。
シンデレラは事情を話してドレス代を払ってもらい、王子と幸せに暮らしましたとさ。