桃太郎を現代風にしたら多分こうなる その4
むかしむかしあるところに、おじいさんとおばあさんがいました。
おじいさんは山へ稲刈りに、おばあさんは趣味の料理教室へ行きました。
おばあさんは料理教室の帰り、大きな桃が皿に盛られた状態で流れていることに気付きました。
本能がうずいたおばあさんは、即効で桃を持ち帰り、料理することにしました。
おばあさんが包丁を入れると、中からコック帽をかぶった赤ちゃんが出てきました。
子どもがいなかったおばあさんは感動し、おじいさんと相談して桃太郎と名付けました。
桃太郎は大事に育てられ、すくすくと成長。
数年後、桃太郎は鬼ヶ島に行くことになりました。
桃太郎「では、行ってきます」
おばあさん「ちょっとお待ち!この特製きび団子を持っていきな」
桃太郎はきび団子を手に鬼ヶ島へ向かいました。
途中で出会った犬・サル・キジを仲間にして、ついに鬼ヶ島へ到着。
桃太郎たちは門を破って鬼達に向かいましたが、あまりの怖さに全員硬直。
犬「ど、どうすんですが?僕は怖くて無理です」
サル・キジ「以下同文」
桃太郎は考えた結果、きび団子で機嫌を取ることにしました。
桃太郎「あの~よろしければ、このきび団子をどうぞ」
鬼A「これで機嫌を取ろうってか?まあいい、1個だけもらおう…な、なんだこれは!?」
鬼B「どうした!毒でも入ってたのか?」
鬼A「違う、このきび団子すげぇ美味い…お前らも食べてみろ!」
鬼B「確かに、これは美味い!」
鬼C「ホントだ!ほっぺが落ちそう~」
そのとき、きび団子を食べた鬼達のほっぺが本当に落ちてしまいました。
パニックになった鬼達はあっさりと自滅、桃太郎たちは宝をもらって幸せに暮らしましたとさ。