滑舌が悪い桃太郎

むかしむかしあるところに、ま行が上手く喋れないおじいさんと。さ行が上手く喋れないおばあさんがいました。

おじいさんは山へ合宿に、おばあさんは川へ散歩に行きました。

おばあさんが川を歩いていると、桃がどぅんぶらこ!どぅんぶらこ!と流れてきました。

桃を持ち帰ったおばあさんが斧で割ろうとすると、急に泣き声が聞こえました。

おじいさん「ただいみゃ~、ん?なんだそのみょみょは?」

おばあさん「しゃっき川で拾ってきたんでしゅよ、しょれで、割ろうとしゅたら泣き声が聞こえて…」

おじいさんが素手で桃を割ると、中からた行が上手く喋れない赤ちゃんが出てきました。

ちゃん「ちゃすけちぇくれちぇ、ありがちょー(助けてくれてありがとう)」

2人は子どもを桃太郎と名付け、大事に育てました。

桃太郎が大きくなると、鬼ヶ島に行くことになりました。

おばあさん「これ、しゃっき作ったきび団子だよ、もっていきな」

桃太郎はきび団子を持って鬼ヶ島に出発しました。

途中で出会った犬・サル・キジを仲間にして、ついに鬼ヶ島に着きました。

桃太郎「ここが鬼ヶ島か…みんな、ちょくげき(突撃)ー!」

ら行が上手く喋れない鬼「ん?なんだあいつりゃ、こっちに向かってきてりゅぞ」

か行が上手く喋れない鬼「きょっちもいきゅぞー!(こっちも行くぞー!)」

桃太郎「喰らえ!ら行アチャック(アタック)!か行ビーム!」

ら行・か行が上手く喋れない鬼「ぐああああ!!!!!!」

桃太郎たちは鬼達を撃退して、宝を獲得、桃太郎は苦手だったた行も上手く喋ることができましたとさ。

編集後記

少しふざけすぎました。