さるかに合戦を現代風にしたら多分こうなる

あるところに、コシヒカリを持ったカニと、柿の種(お菓子の方)を持ったサルがいました。

サルはコシヒカリをゲットしようと、カニに向かってこう言いました。

サル「そのコシヒカリと俺の柿の種を交換しようぜ!柿の種を植えればきっと大きな柿の木が実る、そしたらいっぱい食べられるぞ」

カニ「お菓子から柿が実るわけないでしょ、そんなの小学生でもわかるよ」

サルは腹立ち際にカニからコシヒカリを奪いとり、カニに柿の種を渡しました。

カニ「くっそ~!ええい!こうなったらやけくそだ!」

カニは柿の種を本当に植え、「早く芽が出ろ、出さねば呪う」と言い続けました。

数日経つと、大きな木が生え、柿の種が実りました。

カニ「え?…本当に実った…もしかして、あのサル予言者!?」

サルがふと通りかかると、カニは感謝を言いました。

カニ「あのときはごめん!本当に柿の種が実ったよ!ぼく、君のこと疑ってたんだ」

サル「へ、へ~実ったんだ、よ、よかったじゃん…」

カニ「お礼に君にも少しあげるよ!あっ、ぼくの背じゃ届かないや」

それを聞いて、サルはまた悪知恵を働かせました。

サル「だったら俺がとってやろう、おまえにもちゃんとやるよ。へへっ」

しかし、サルはカニに柿の種を一切与えません。

カニ「ねぇ、僕の分まだ?」

サル「…」

カニ「なんか言ってよ!ねぇ話聞いてる?何度でも言うよ、聞いてる?×10」

サルは柿の種をカメに投げつけ、ケガを負わせました。

カニ「食べ物を粗末にしたね、そして僕をケガさせた…泣くぞ!」

怒ったカメは、サルに仕返しをしようと空手を練習しはじめます。

数ヶ月経った後、カメがサルに近づき、こう言いました。

カニ「やぁサルくん、単刀直入に言おう、あのときの復讐に来た」

サル「あっ、そうかい、悪いが今はお前の相手を…グハッ!?」

カニ「僕は結構根に持つタイプでねぇ!あと、僕ドSです!」

サル「リアルに痛い!ごめん!マジで許して!なんでもやるから!」

カニ「言ったね、じゃあ僕の下僕になって!」

サルは改心し、ずっとカニに仕えると誓いました。